女性医師からのメッセージ
村上 恵理子(平成26年和歌山県立医科大学卒業)
当科は現在女性の医局員はそう多くありませんが、学会などに参加すると第一線で活躍されている女性医師の方々が多くいらっしゃる分野であると感じます。私自身、仕事において女性であるという理由でハンディキャップを感じたことはありません。手技に関しても、気管支鏡は消化器内視鏡と比較して手の小さい女性でも扱いやすいのでカメラに興味がある方にもおすすめできます。また、女性医師が入局先や専門科を決定する上でどうしても気になるのが仕事と育児の両立ができるかどうか、という点だと思いますが、当科は男性医師もほとんどが家庭を持っており子供の行事などを大切にされる先生が多いので、理解が得やすい環境であると思います。女性医師の皆さん、当科で仕事もプライベートも充実した生活を送りませんか。お待ちしています。
新医局員から
中口 恵太
はじめまして。この度令和3年度より呼吸器内科・腫瘍内科に入局しました中口恵太と申します。現在は病棟患者さんの主治医として診療に携わっています。
私は研修医から腫瘍診療に興味があり、様々な科をローテートさせていただきました。その中でも呼吸器内科での研修では非常に刺激的なものでした。肺癌について最新の知見をもって治療を行うことができる。肺癌以外についても呼吸不全などのダイナミックな病態に対して治療介入ができる。喘息・COPDなど長期管理が必要で長く患者さんと関わることができる。終末期で患者さん・ご家族の苦痛や不安を緩和し人生に関わっていくことができる。以上のように急性期から慢性期までバラエティに富んだ医療ができることは大変素晴らしいと思いました。そしてしっかりとエビデンスに基づいて診療を行なっているこの科に魅力を感じ入局を決めました。
山本教授をはじめ医局員の先生方は最先端の研究もしながら日常診療も行っておりますが、忙しい中で私たち若手医師の指導も熱心にしてくださいます。チーム制での病棟診療、当直でのバックアップ体制も整っており、先輩の先生も気さくな方ばかりでいつでも相談ができる環境になっております。症例も多く肺癌に関してはもちろんその他の呼吸器疾患や呼吸器疾患以外に関しても毎日多くの経験を積むことができています。 また私を含め若手の新入局員も増加しており、肺癌のみならず癌以外の呼吸器疾患・総合診療・緩和医療と興味のある分野や将来専門にしたい分野に関して様々な人がいます。どの分野に興味を持っていても応援してくださり、教授に直接要望を伝える機会を設けてくださいます。
呼吸器、腫瘍や総合内科に少しでも興味がある方は是非研修・見学にきてください。内科診療の面白さを必ず感じられると思います。お待ちしています。
研修医の声
堂前 有紀(研修医1年目)
私は研修医1年目の4月から6月の3ヶ月間、呼吸器内科・腫瘍内科で研修させて頂いています。研修医1年目で初めてのことばかりで、至らぬ点も多い中、指導医の先生方には教育熱心にご指導して頂き、学び多き毎日を過ごしています。
当科では、呼吸器疾患を主に診療しており、肺癌や喘息、結核、非結核性抗酸菌症、膠原病肺、間質性肺炎等、大変多くの症例を経験することができます。また症例数が多いので、呼吸器疾患以外の疾患についても勉強できる機会が多く、更に治験などの最新医療にも関わることができます。そして、1日2回のチーム別回診があり、患者さんと向き合う時間が多く、患者さんとの信頼関係の築き方を学ぶこともできます。技術面では、静脈路確保、動脈血採取、胸腔穿刺、気管支鏡検査等、様々な手技をする機会があり、研修医として身に付けたい手技を数多く経験でき、大変勉強になっています。
是非、これから研修される先生方にも、一度は回ってほしい診療科です。