和歌山県立医科大学内科学第三講座のホームページにようこそ。 当科は私で4代目の教授になりますが、先代より呼吸器内科を診療・研究の中心に据えています。
私は、呼吸器内科としては肺癌診療が専門ですが、肺癌以外の癌の診療にも興味があり、当科では、特に他の内科ではあつかわないような癌の診療、すなわち腫瘍内科も当科の柱とする予定です。日本人の死因のトップはがんであり、その中でも肺がんの死亡率が最も高いことはよく知られております。
また、トップ10の中には、肺炎、COPDといった呼吸器内科で取り扱う疾患が多く含まれています。すなわち、これからのわが国の医療を考える上で、呼吸器疾患と癌は非常に重要な疾病であるわけです。
肺癌を主体においた呼吸器内科、肺癌を主体とした腫瘍内科は、その他の大学にもありますが、呼吸器内科と腫瘍内科の両立を念頭においた教室は、日本の中でもそんなに多くはありません。
当科では、呼吸器内科としては、呼吸器内科専門医などの各種呼吸器関連の専門医を取得することが可能ですし、腫瘍内科としても、当院の腫瘍センターと協力しがん薬物療法医取得のためのコースを設置しております。また、研究面においても、COPDの酸化窒素の研究、次世代シークエンサーなどを用いた血中癌細胞や癌DNAの解析で、多くの業績を上げてきております。
当科にきていただければ、どの方向に進むにしても、多くの選択肢から選んでいただくことが可能です。ぜひ、我々と一緒に、楽しい仕事をしましょう。